ぷよぷよ対戦のテクニックを調べていると、相手のフィールドの見る「凝視」というキーワードをよく見かけませんか?
ただこの「凝視」はとても難しく、「どのタイミングで相手を見たらいいの?」、「具体的に何を見たらいいの?」「どうやって身に着ければいいの?」といった疑問が出てくると思います。
実際僕も過去にこのテクニックを練習しては挫折してきました……
本記事では、過去の僕みたいに凝視が身につかず困っている方向けに、
「凝視とは何か?」「どのタイミングで見ればいいか?」「凝視を身に着ける手順」について徹底解説していきます!
前半は概要の話で、後半は具体的に凝視を身に着ける手順を5STEPで解説します。
そもそも凝視とは何か?
凝視とは「対戦中に相手のフィールドを確認して情報を得る技術」です。
ぷよぷよは対戦ゲームなので、勝つためには相手の出方に合わせてこちらも手を変えていかなくてはいけません。
例えば、こちら側が「2ダブ」の副砲を構えている際、相手が本線しか持っていなければ即2ダブを打ちますが、相手が「3ダブ」の副砲を構えていた場合には、2ダブを打たず別の手段を講じる必要があります。
上記のような相手に合わせた立ち回りを行うため、「凝視」を使って、相手の情報を得る必要があります。
どのタイミングで見ればいいか?
凝視を行うタイミングは大きく分けて以下の2つになります。
- 凝視のコストが低い時
- 凝視の効果が高い時
上記をそれぞれ解説していきます。
凝視のコストが低い時
他のことをあまり考える必要がない時(思考のリソースが空いているとき)は相手を見るようにしましょう。
具体的には、「自分の連鎖中」だったり、「置く場所が決まっていて考える必要のない手の操作中」だったりです。
上記のタイミングは、自分のフィールドを見たり、考えたりする必要がないため、無理なく意識を凝視に向けられます。
凝視の効果が高い時
相手を見る効果が高いタイミングでは、相手を見るようにしましょう。
具体的には、「自分が仕掛ける前」だったり、「折り返しを埋めるタイミング」だったりです。
上記のタイミングは、相手のフィールドによってこちらの手を変えないといけないタイミングなので、できる限り凝視しましょう。
凝視を身に着ける手順
ここからは、実際に凝視を身に着けていく手順の話になります。
STEP1から順番に取り掛かり、このSTEPの内容が8割くらいできたなーと思ったら次のSTEPに進んでください。
人間はできないことを複数意識するのは難しいため、1つのSTEPが身につくまでは、次のSTEPに進まないほうがいいです。
ちなみに8割というのは、STEPのタイミングの10回中8回は相手を見れている状態です。
プレイ中の8割の時間相手を見ているや凝視して得た情報を8割活かしている状態ではないです。
なお、練習はすべて実戦で大丈夫です。
「習慣になるまで意識し続ける」ことと、「凝視の練習中は勝率が落ちても仕方ないと割り切る」ことが重要です。
STEP1.自分の連鎖中に凝視(分類:凝視のコストが低い)
まずは、一番簡単なここからスタートです。
自分が連鎖を打っている最中は、自分のフィールドを見る必要がないため、相手の画面を見るようにします。
ちなみに本線を打っているときも、副砲を打っているときも、自分が連鎖をしているタイミングなら相手を見ます。
何を凝視して、どう活かすのか?
序盤、中盤、終盤どこでもタイミングが発生するので、見れることが多いです。
一例を示しますが、全部見て活かそうとしなくても大丈夫です。
まずは見る習慣をつけるほうが重要なため、一旦は何も活かせなくてもいいです。
後々なれたら徐々に、見た情報を活かしていくようにしていきましょう。
・相手の連鎖がつながらない形になっていないか?
つながらない形なら即本線を打って勝てます。
・相手が副砲を持っていないか?
持っていないか。もっと言うなら、副砲を作る意識があるかないかですかね。
副砲作る意識がなさそうなら、副砲を作りに行きます。
打たすことができる可能性が高いです。
・相手が飽和が出そうな形をしているか?
相手のほうが飽和が出そうな形をしているなら、伸ばしあいだと負けるので単発等
から積極的に邪魔しに行きます。
逆にこちらのほうが飽和が出そうなら、飽和勝負に持ち込みます。
STEP2.連鎖ボイスが聞こえたら相手を見る(分類:凝視の効果が高い)
相手の連鎖発動時に凝視します。
チラっと見て、相手の連鎖量を把握します。
一瞬で把握するのは難しいですが、他のタイミングの凝視で事前に相手のフィールド把握しておくことで、判断制度が上がります。
何を凝視して、どう活かすのか?
・相手はどんな連鎖を発火したか?
まずは、副砲・本線のどちらかが発火されたか把握します。
本線なら伸ばしに行きます。
副砲なら、対応したり、受けたり、どっちもきつそうなら本線打ちます。
STEP3.土台構築中に相手を見る(分類:凝視のコストが低い、凝視の効果が高い)
土台構築中に相手を見ます。
土台は画面の下のほうで作られるため、ツモってから設置までの時間が長く、
手順もある程度決まっていて、考えることも少ないため、相手を凝視しやすいです。
タイミングは、頭を使わず置ける手(GTRの折り返しにゾロを突っ込む時等)の時に積極的に見ましょう。
何を凝視して、どう活かすのか?
・相手に速攻があるかどうか?
めちゃくちゃ重要です。
速攻が刺さるとそのまま負けてしまうことが多いです。
速攻がある場合は、発火点をキープしたまま土台を作っていきます。
ツモの都合上どうしても厳しい場合は、なるべく高く構えます。
・相手はどんな土台か?
最低限右折か左折かは確認します。
ここの確認ができていないと、中盤以降で相手の連鎖が副砲か本線かの見極めが
やや難しくなります。
STEP4.仕掛ける前に相手を見る(分類:凝視の効果が高い)
こちらが副砲を持っているときに、仕掛ける前に相手を見ます。
ノンストップで見れるのが理想ですが、難しいため手を止めてみてもいいです。
手を止めてまでも見たほうがいいほど、重要なタイミングになります。
何を凝視して、どう活かすのか?
・この副砲を打って有利になるかどうか?
これが全てです。
刺さりそうなら即打ちします。
いい対応されそうなら、打つのを我慢します。
相手が高く構えていて受けられそうな場合も、不利になることが多いので
我慢します。
STEP5.隙を作る前に相手を見る(分類:凝視の効果が高い)
こちらが隙を作るタイミングで相手を見ます。
折り返しや第2折り作成等で、一時的に発火点を埋めるタイミングで相手を見ます。
こちらも手を止めてまでも見たほうがいいほど、重要なタイミングになります。
何を凝視して、どう活かすのか?
・隙を作って大丈夫か?
連鎖効率のいい置き方をしようとすると、連鎖が一時的に埋まって隙ができることが
あります。
こういったタイミングでは、相手を確認して、攻撃がなさそうなら、隙を作って効率
を求めます。
攻撃がありそうな場合は、効率を捨てて隙の無い置き方にします。
本記事は以上になります。
ここまでマスターできたら凝視のレベルはかなり高くなっていると思います!このSTEPで身に着けた凝視力を活かして、ぷよ対戦を楽しんでください!
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